2012-10-04

ニコラ・ド・クレシーの魔法にハマってみる




『レオン・ラ・カム』は映画『ベルヴィル・ランデブー』の監督、シルヴァン・ショメ作、『天空のビバンドム』のニコラ・ド・クレシー画の素晴らしいコラボレーションにより完成した作品です。この本も原正人さんが翻訳を手がけ日本語版がエンターブレインから発売されています。ほんと最近は原さんをはじめとし、翻訳版に携わる方々の力でアメコミやBDの日本語版が美しい装丁で手に入るようになりました。この『レオン・ラ・カム』は日本語版で読むことでシニカルでダークな心理描写をよりテンポ良く感じることが出来ると思います。イヤラシくてイラッとして痛くて可笑しくて切ない...それが繰り返される感じというか...。



それにしてもクレシーさんのキャラはほんと最高に奇妙でカワイイです。なにコレ!?カワイイ。キャラ変すぎ。このページ最高にイカしてます。右側一番上のコマのコイツ、オシャレぇ。
カラーのマンガとしても光と影を重視したさらっとした塗りと仕上げ方がとてもクールで勉強になります。とても満足度の高い本だと思います。